Category Archives: クモバチ科/Pompilidae
- Agenioideus sp. Agenioideus属の一種
- Anoplius reflexus (Smith, 1873) アカゴシベッコウ
- Anoplius samariensis (Pallas, 1771) オオモンクロクモバチ
- Anoplius sp. Anoplius属の一種
- Auplopus carbonarius (Scopoli, 1763) シロハヒメクモバチ
- Auplopus carbonarius japonicus Tsuneki, 1990 ナミヒメクモバチ本土琉球亜種
- Auplopus sp. Auplopus属の一種
- Batozonellus annulatus (Fabricius, 1793) キオビクモバチ
- Batozonellus maculifrons (Smith, 1873) ナミモンクモバチ
- Cyphononyx fulvognathus (Rohwer, 1911) ベッコウクモバチ
- Eopompilus internalis (Matsumura, 1911) フタスジクモバチ
- Eopompilus minor Gussakovskij, 1933 コフタスジクモバチ
- Episyron arrogans (Smith, 1873) オオシロフクモバチ
- Homonotus sp. Homonotus属の一種
- Irenangelus puctipleuris Wahis, 2007
- Java nigrita (Fabricius, 1781) シランオオクモバチ
- Parabatozonus jankowskii (Radoszkowski, 1887) フタモンクモバチ
- Paracyphononyx alienus (Smith, 1879) ヤマトアオスジクモバチ
- Platydialepis ryoheii (Ishikawa, 1957) キバネトゲアシクモバチ
- Pompilus cinereus (Fabricius, 1775) ナミコフキクモバチ
- Priocnemis irritabilis Smith, 1873 トゲアシオオクモバチ
- Priocnemis sp. Priocnemis属の一種
- Tachypompilus analis (Fabricius, 1781) ツマアカクモバチ
- クモバチ科の一種 Pompilidae gen. sp.
Parabatozonus jankowskii (Radoszkowski, 1887) フタモンクモバチ
狩ったクモを曳いて林道を横断するクモバチを見つけました。麻酔した獲物(イシサワオニグモ♀)の歩脚を咥え、後ろ向きに歩いて運んでいました。(蜂類画像一覧の画像は顔面が写っていませんが、資料によると「複眼内縁、第3腹節の2紋は黄褐色」とあります。オニグモを狩るというのも一致しますね。by 管理人) 2012年8月中旬 山形県・里山 撮影者:しぐま様
オニグモを専門に狩る。このときは、25分ほどクモを放置しただけで、巣穴へ運びはじめた。2004年7月 撮影者:ハンマー様
Homonotus sp. Homonotus属の一種
種不明その2。ツツクモバチ(ツツベッコウ)の一種。カバキコマチグモの外部捕食寄生者として、イワタツツクモバチが知られています。習性的には原始的なところがあり、クモの作る葉袋の中でクモに産卵するそうです。撮影者:さびきこり様
種不明その1。カバキコマチグモがススキの葉を巻いて作った巣を解いてみたところ、昆虫の幼虫らしきものが乗っていた。イワタツツクモバチがカバキコマチグモを専門に捕食するとされる。2004年7月24日 長野県富士見町/撮影者:めりべ様
Episyron arrogans (Smith, 1873) オオシロフクモバチ
オオシロフクモバチと思って撮影しましたが腹部の帯が1本しかありません。(白い斑の違いは個体変位だと思われます。 by 管理人) 2011年7月 撮影者:KLX様
オオシロフは獲物運搬をよく見る種類ですが、突き固めまでは確認していませんでした。たいてい造巣作業中に寄生バエとの格闘が入って、あやふやに終わってしまっていたからです。写真はかなり昔のものです。以前見せていただいた正体不明のものではなく、ニクバエ系かなと思います。撮影者:さびきこり様
オオシロフクモバチ(オオシロフベッコウ)の巣穴を埋めた後に押し固めるところです。写真でうまく表現したかったシーンですが、腹部がブレて結構イメージに近い写真になりました。2006年5月 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様
オニグモの一種を巣穴に引きこむオオシロフクモバチです。秋まで何度か発生するようですが、営巣を見せてくれる頻度は、非常に高いです。2006年5月 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様
穴掘り場所を探しているところ。撮影者:ヒゲおやじ様
獲物のクモを運搬中に、クロヤマアリに襲撃される。撮影者:さびきこり様
Batozonellus maculifrons (Smith, 1873) ナミモンクモバチ
みかん山で撮影しました。ナミモンクモバチ(ナミモンベッコウ)が、ナガコガネグモを狩る瞬間です。少し、距離があったので、何度刺したかは確認できませんでした。胸部の下の方を数回刺したようです。2~3分はこの体勢でいましたが、意外だったのはその直後の行動でした。当然、運んでいくだろうと思っていましたが、いきなり飛び去りました。以前、岩田先生の著書で、オオシロフが、蜘蛛を麻酔した後、飛び去って、少し経った後、戻ってくると書いておられた気がしたので、待っていると、確かに戻ってきましたが、再び飛び去り、狩った場所に放置したまま営巣場所を探し始めました。狩り場の茂みを、山道を挟んだ反対側のみかん畑で、巣の候補地を探しながら、何度が戻ってきて、4~50分してようやく巣場所を探している方向に運びはじめました。オオシロフやキオビの様に、オープンな裸地を探さず、枯れ草などの下を探しているようでした。10時半ぐらいに発見後、正午まで観察しましたが、営巣地を決めきらない様子でしたので、仕事に向かいました。2006年9月23日 佐賀県佐賀市/撮影者:ヒゲおやじ様
オス。撮影者:平群庵様
メス。2005年9月 撮影者:ハンマー様
オス。ヤブガラシに訪花。この属は、雌雄の色彩・斑紋が大きく異なっている。2005年5月 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様
オス。2004年6月 佐賀県富士町/撮影者:ヒゲおやじ様
Batozonellus annulatus (Fabricius, 1793) キオビクモバチ
オス。撮影者:さびきこり様
オス。体長20mm弱、2006年7月 奈良県平群町/撮影者:平群庵様
複数の文献で、穴掘りは夕方や早朝とあるのですが、私は昼にも穴堀りを見ています。日射しの強い農道のわだちに掘っているのを見かけて、帰りにもう一度通ったら車に轢かれていたりしました。撮影者:さびきこり様
Anoplius samariensis (Pallas, 1771) オオモンクロクモバチ
今日、みかん山で撮影しました。個体数の割に獲物を運ぶ姿を見ることが出来ないと思っていたのですが、今年8月に続いて観察しました。日本最大のクロクモバチということになるのでしょうか?少なくとも九州では年2化以上するようです。マイマイツツハナバチや、リュウキュウコオロギバチを観察した場所に程近い、同じ山道です。木切れの上においてうろうろし始めたので、30分ほどうろついてから戻ってみると、他に運んで行った後でした。2006年10月15日 佐賀県佐賀市/撮影者:ヒゲおやじ様
オオモンクロクモバチ(オオモンクロベッコウ)のクモ狩り(イオウイロハシリグモ)です。撮影者:あかまんま様
Anoplius reflexus (Smith, 1873) アカゴシベッコウ
腰が赤く、後脛節の表面に長い棘が散在していることから、アカゴシクモバチだと思われます。空き地の雑草が散在するところで、蜘蛛を探していたようです。2006年9月10日 佐賀県佐賀市/撮影者:ヒゲおやじ様
Agenioideus sp. Agenioideus属の一種
種不明その4。クモバチ(ベッコウバチ)の狩りの様子です。この写真のクモバチが、もし国内の既知の種であるならマエアカ以外の、タカハシヒメクモバチ(Agenioideus takahashii)かイシカワクモバチ(Agenioideus ishikawai )のいずれかということになりそうですが、この2種の特徴と、写真の蜂の共通する部分はあるのでしょうか。
(古い(2008-9)スレッドを見ていたらAgenioideus についてのやり取りがありました。既にご承知かもしれませんが、その後の進展をご報告します。写真のハチは各地で見られますが体色は非常に変化が大きくて、脚は濃い栗色から明るいオレンジまで、腹部も黒―濃い褐色ー前方がオレンジと変化します。翅の紋も濃いのと薄いのとあります。首都大学の清水博士が苦労して研究の結果、欧州の A. cinctellus (Spoinola) と体色以外区別できないという結論で A. cinctellus 和名ミイロツメボソクモバチとして昨年発表されました。同時に別の1種も記載されたので、日本の Agenioideus は2種増えました。ちなみにマエアカクモバチは♀では頭部と前・中胸が赤くて(ただし♂は全黒)見かけも大分違います。 by 長瀬様)
2007年8月 兵庫県加古郡/撮影者:ヒゲおやじ様
種不明その3。地面でハエトリグモを運んでいるのを見つけて、追跡しました。5mほど離れた物置の高さ150cmほどに置かれた、古い竹竿内に溜まった堆積物(主に、虫が掘り出した竹のカス)の中に、獲物を運び入れました。うろうろする感じではなく、真っ直ぐに、そこへ到達しました。この巣穴は、あらかじめ掘られていたようです。(竹竿内に入った直後が、上の写真です)以前、獲物を狩ったわけでもないのに、吹き溜まった砂を掘り返している別個体を観ています。もしかしたら、獲物を狩る前に、巣穴を掘るのかもしれません。撮影者:裏庭様
種不明その2。どちらもハエトリグモを狩っていました。顔にも、白い紋があります。上は2006年7月 神奈川県横浜市、下は2006年8月 神奈川県川崎市。撮影者:裏庭様
種不明その1。神社の境内の葉の上を歩き回る。(鎌倉あたりにもいますが何故か人家の近くでばかり見られます。)2006年8月中旬 兵庫県加古郡/撮影者:ヒゲおやじ様
Platydialepis ryoheii (Ishikawa, 1957) キバネトゲアシクモバチ
なかなかうまく麻酔することができず、路上を逃げるクモに向かって何度もアタックしていました。獲物はまだ同定していませんが、コアシダカグモかと思っています。2006年9月24日 大阪府高槻市/撮影者:みつき様