Category Archives: ヒメバチ科/Ichneumonidae
- Acrodactyla sp. Acrodactyla属の一種
- Acrolyta sp. Acrolyta属の一種
- Acroricnus ambulator ambulator (Smith, 1874) キアシオナガトガリヒメバチ
- Agrypon sp. Agrypon属の一種
- Amblyjoppa cognatoria (Smith, 1874) クロヒメバチ
- Amblyjoppa proteus satanas (Kriechbaumer, 1895) イヨヒメバチ
- Amblyjoppa sp. Amblyjoppa属の一種
- Anomalon sp. Anomalon属の一種
- Auberteterus alternecoloratus (Cushman, 1929)
- Brachycyrtus sp. Brachycyrtus属の一種
- Charops bicolor (Szepligeti, 1906) ホウネンタワラチビアメバチ
- Chasmias major (Uchida, 1926) ヤマガタヒメバチ
- Coelichneumon albitrochantellus Uchida, 1955
- Colpotrochia nipponensis Uchida, 1930 キマダラマルヒメバチ
- Colpotrochia sp. Colpotrochia属の一種
- Dictyonotus purpurascens (Smith, 1874) ムラサキウスアメバチ
- Diplazon laetatorius (Fabricius, 1781)
- Dolichomitus sp. Dolichomitus属の一種
- Dusona sp. Dusona属の一種
- Enicospilus shikokuensis (Uchida, 1928) シコクホシアメバチ
- Enicospilus sp. Enicospilus属の一種
- Ephialtes hokkaidonis Uchida, 1928 エゾホソオナガヒメバチ
- Epirhyssa sapporensis Uchida, 1928 サッポロオナガバチ
- Eupalamus giganteus Uchida, 1928 オオアシブトヒメバチ
- Hadrodactylus orientalis Uchida, 1930
- Jearotes tamanukii Uchida, 1928 タマヌキケンヒメバチ
- Megarhyssa gloriosa (Matsumura, 1912) オオアメイロオナガバチ
- Megarhyssa jezoensis (Matsumura, 1912) エゾオナガバチ
- Megarhyssa praecellens (Tosquinet, 1889) オオホシオナガバチ
- Megarhyssa sp. Megarhyssa属の一種
- Netelia sp. Netelia属の一種
- Ophion sp. Ophion属の一種
- Paraphylax sp. Paraphylax属の一種
- Picardiella tarsalis (Matsumura, 1912) コクロオナガトガリヒメバチ
- Pimpla sp. Pimpla属の一種
- Protichneumon sp. Protichneumon属の一種
- Quandrus pepsoides (Smith, 1852) クロハラヒメバチ
- Reclinervellus masumotoi Matsumoto & Konishi 2007
- Reclinervellus tuberculatus (Uchida, 1932)
- Rhyssa persuasoria (Linnaeus, 1758) シロフオナガヒメバチ
- Spilopteron apicale (Matsumura, 1912) ツマグロケンヒメバチ
- Stauropoctonus bombycivorus variegatus (Uchida, 1928) マダラオオアメバチ
- Xanthopimpla clavata Krieger, 1914 ミノオキイロヒラタヒメバチ
- Xorides investigator (Smith, 1874) クロマルズオナガヒメバチ
- Zatypota albicoxa (Walker, 1874) マダラコブクモヒメバチ
- Zatypota sp. Zatypota属の一種
- ヒメバチ科の一種(1) Ichneumonidae sp.
- ヒメバチ科の一種(2) Ichneumonidae sp.
- ヒメバチ科の一種(3) Ichneumonidae sp.
Acroricnus ambulator ambulator (Smith, 1874) キアシオナガトガリヒメバチ
昨年の秋、神社の石碑に彫られた文字の窪みに泥巣を見つけました。徳利状の育房が3つ(a-c)集まっています(泥巣全体の横幅は約35mm)。その場で泥巣を暴いてみると、貯食物は鱗翅目の幼虫でした。育房bから採集した繭を持ち帰り、切り開くと白い前蛹が入っていました。室内で休眠越冬した前蛹はやがて蛹になり、そして4月末にようやく成虫が羽化してきました。しかし出てきたのはドロバチではなくヒメバチの一種♀でした。
残念ながら3個の育房から成虫を得たのはこの一匹だけですので、寄主が何だったのか確証はありません。育房aは蝿に寄生されており、育房cは発掘作業の際に蛹を傷つけてしまいました。
以前ヒゲおやじさんのBBSにて相談したところ、泥巣の形状や大きさからスズバチではないかと教えて頂きました。(キボシトックリバチの泥巣にしては大き過ぎるそうです。)
問題の育房bは一番最後に作られたようですが、入り口が閉じられていません。スズバチは複数の育房が完成すると寄生対策として(?)全体を泥で厚保塗りする習性があるらしいので、この泥巣は何らかの理由で♀が途中で営巣を中断したケースと考えられるそうです。案の定、無防備な育房bはヒメバチに寄生されていたことが分かりました。
(Acroricnus ambulator ambulator (Smith, 1874) キアシオナガトガリヒメバチで間違いないと思います。詳しくは
http://cse.naro.affrc.go.jp/konishi/mokuroku/acroricn.html
をご覧下さい。 by こにし様)
ここに参考文献として載っていた「キボシトツクリバチとその寄生昆蟲の生態」(桝田1941)という古い文献をPDFで読んでとても勉強になりました。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003378704
おかげでキアシオナガトガリヒメバチに辿り着けました。この文献によるとキアシオナガトガリヒメバチ(旧名キアシオナガヒメバチ)の寄主としてクロバネドロバチ、キボシトックリバチと並んでスズバチも挙げられていて一安心しました。2010年 山形県・里山の麓/撮影者:しぐま様
Pimpla sp. Pimpla属の一種
種不明その1。寒さのためか、動きが鈍くなり、壁にくっついていたものを室内に持ち込んで撮影しました。
(ヒラタヒメバチ属(Pimpla)の一種だと思います。
Pimpla aethiops Curtis, 1828 イチモンジヒラタヒメバチ
Pimpla luctuosa Smith, 1874 マイマイヒラタヒメバチ
Pimpla pluto Ashmead, 1906 クロフシヒラタヒメバチ
あたりでしょうか。雌では、主に中胸と腹部背版の表面構造(点刻の状態)で区別します。
1. 小楯板の点刻は密。中胸側板は密な点刻に覆われる、点刻間の距離は点刻の直径より短い。腹部背版は全体に点刻がある。・・・・P. aethiops
– 小楯板の点刻はまばら。中胸側板の点刻間の距離は点刻の直径より長い。腹部背板後縁には点刻がない。・・・・2
2. 腹部背版の点刻は深くて明瞭、点刻間は平滑でツヤがある。中脚脛節には黄色い斑紋がある。・・・・P. luctuosa
– 腹部背版の点刻は浅く不明瞭、点刻間には彫刻がありツヤがない。・・・・P. pluto
雄では、前中脚腿節脛節が黄~赤黄色(他は黒)なのがluctuosa、触角鞭節6~7節にしか触角下瘤がない(他は6~9節にある)のがpluto、顔面の毛が黒い(他は白)のがaethiopsです。 by こにし様)
2009年11月30日 大阪府/撮影者:そよかぜ様
ヒメバチ科の一種(2) Ichneumonidae sp.
種不明その39。コマユバチ科Cotesia sp. が出てきた繭から羽化してきました。
詳しいことはブログに載せておきましたので、よろしければご覧ください。追加の写真や羽化シーンの動画もあります。
http://sigma-nature-vlog.blogspot.com/2011/01/cotesia-sp.html
http://sigma-nature-vlog.blogspot.com/2011/01/cotesia-sp5.html
(フタオヒメバチ亜科の一種です。ヒメフタオヒメバチあたりではないかと思いますが、やはり、標本を見なければ何とも言えません。コマユバチが寄主の中にいる内に寄生したものと思います。 by こにし様)
種不明その38。コマユバチ科Cotesia sp. のもう一つの繭から羽化してきました。ブログの記事はこちらです。(追加の写真もあります。)
http://sigma-nature-vlog.blogspot.com/2011/01/b.html
(トガリヒメバチ亜科Phygadeuontini族の一種です。おそらく、ハネナシヒメバチ属の有翅の種、Gelis areatorではないかと思いますが、これも標本を見なければはっきりとしたことは言えません。こちらは、コマユバチが繭を作った後に寄生したものです。 by こにし様)
2010年11月 山形県/撮影者:しぐま様
種不明その37。ミゾソバの群落で訪花していた蜂が気になって採集しました。長い触角をもち体色は黒で、腹部中央および脚の脛節?だけが黄色、眉が白いです。体長1cm。晩秋のフィールドで結構よく見かけた気がします。2010年10月上旬 山形県/撮影者:しぐま様
種不明その36。(この個体は羽化に失敗したのでしょうか。 by 管理人) 2010年6月末 静岡県河津町河津七滝周辺/撮影者:nevermore様
種不明その35。2010年6月末 静岡県河津町河津七滝周辺/撮影者:nevermore様
種不明その34。アワフキムシの泡に来ていました。2010年5月28日 撮影者:混沌様
種不明その33。体長4mm程度。(ヒメバチ科トガリヒメバチ亜科の一種です。小さな翅が残っているようなのでハネナシヒメバチ属(Gelis)ではなさそうです。 by こにし様) 2010年5月25日 兵庫県淡路市 撮影者:uni2様
種不明その32。大きさは卵管?を入れて3~4cm位です。
(ヒメバチ科、ヒラタヒメバチ亜科、フシダカヒメバチ族の一種だと思います。属は、この画像だけでは、わかりません。後脚の色から
Gregopimpla kuwanae (Viereck, 1912) アカヒゲフシヒメバチ、
Iseropus orientalis Uchida, 1928 カレハヤドリフシヒメバチ、
Scambus (Ateleophadnus) vulgaris Momoi, 1973 シンムシヤドリフシヒメバチ
あたりが候補になろうかと思いますが、3~4cmというのはかなり大きいですね。 by こにし様)
2009年11月1日 岐阜県各務原/撮影者:sora様
種不明その31。先日写真の蜂?に足を刺されました。チクッとした痛みがありました。今日で4日になりますが、刺されたところが赤く少し腫れ、かゆみがあります。(ヒメバチ科のアメバチの仲間だと思われます。ハチの仲間は昼行性が多いのですが、アメバチの仲間は街灯などの明かりによく飛来します。スズメバチなどとは違い、毒はあってもごく弱いようですから、特に心配する必要はないでしょう。 by 管理人) 2009年10月 撮影者:GOODЯO∀D様
種不明その30。低山部で採集した大型のヒメバチです。2009年8月 埼玉県/撮影者:蘆様
種不明その29。大きさは5mmぐらいだったと思います。2009年4月中旬 阿武隈/撮影者:まあ様
種不明その28。里山(標高360m地点。見慣れない蜂がカエデの葉に乗って念入りに身繕いしました。とても長い産卵管が目立ちます。未採集・未採寸ですけど、アシナガバチよりも大型な印象でした。
(ケンオナガヒメバチ亜科の一種、というところまでは間違いありません。画像と動画ではよく見えないのですが、前翅の鏡胞があればColeocentrus incertus (Ashmead) コンボウケンヒメバチで良いと思います。 by こにし様)
2009年6月中旬 山形県/撮影者:しぐま様
種不明その27。里山の麓で蓑虫に産卵する寄生蜂を見つけました。産卵行動を見届けてから蓑虫と蜂を採集しました。蜂の胸部に赤いタカラダニが付着していました。念のため蓑虫も貼っておきます。産卵シーンを動画に撮りましたのでご笑覧下さい。
(ヒメバチ科、トガリヒメバチ亜科、トガリヒメバチ族(Cryptini)であることは間違いありません。体型はNippocryptus vittatoriusホシクロトガリヒメバチに似ているのですが、翅が全体的に茶色で後脚ふ節に白色紋がない点で異なっています。標本を見れば属までは同定できると思うのですが… by こにし様)
2009年6月初旬 山形県/撮影者:しぐま様
種不明その26。大きさ20mm。(このハチは、「アメバチ」と呼ばれるヒメバチ科の一種だと思われます。by 管理人) 2009年5月 神戸市垂水区/撮影者:おとんぼ様
種不明その25。スモモの枝にシャクトリムシと4~5mmくらいの蜂がいたのですが、蜂がシャクトリムシにしつこくまとわりついているような感じでした。(蜂はトガリヒメバチの一種ですね。シャクトリムシから出たコマユバチ?の繭に寄生しようとやってきたものと思います。byこにし様) 2009年4月10日 撮影者:まゆみ様
種不明その24。2009年4月 埼玉県/蘆様
種不明その23。河川敷で見つけました。2009年3月15日 埼玉県/蘆様
Diplazon laetatorius (Fabricius, 1781)
最近物好きにもホソヒラタアブの幼虫を飼育してみました。平地の川沿い@山形県で採集したヨモギにアブラムシと一緒に付いていたものです。蛹化した3匹のうち無事にホソヒラタアブ成虫が羽化したのは一匹のみ。もう一匹は羽化直後に容器内の結露に溺れてしまい、もう一匹は蜂に寄生されていました(9月中旬に羽化)。
蜂の写真は動画から切り出したものしかありません。後でゆっくり同定用の静止画写真を撮ろうと思っていたら、容器底の小さな空気穴(直径2mm)から知らぬ間に脱走してしまいました。未採寸です。寄主の蛹は他の正常個体より小さかったです。羽化殻の脱出口縁にははヒョロッとした削り屑のような物が付着していました。
(ヒラタアブヤドリヒメバチ亜科のDiplazon laetatorius (Fabricius, 1781)です。腹部のオレンジ色と後脚脛節の黒白黒オレンジという色彩パターンが特徴です。分布や寄主についてはhttp://cse.naro.affrc.go.jp/konishi/mokuroku/diplazon.htmlをご覧下さい。 by こにし様)
2009年 山形県/撮影者:しぐま様
Acrolyta sp. Acrolyta属の一種
種不明その1。林道沿いでリョウブの葉にマイマイガの幼虫が止まっていました。多数の白い繭の塊の上に乗っていたので、体内寄生蜂が寄主から脱出した後だと思いました。近くに小さな蜂が止まっていた(上写真矢印)のは偶然でしょうか。
マイマイガ幼虫は時々頭を左右に振ってあたかも繭をガードするかのように威嚇するものの、歩行能力は奪われているようでした。
葉ごと採集して持ち帰ると、10日後に繭から小さな寄生蜂が羽化しました。その間にマイマイガ幼虫は斃死しました。(採食、移動、脱皮など一切なし)
なにしろ小さな蜂なので、接写するのも一苦労でした。(死骸を1mm方眼紙上で撮りました。)
(画像のハチは、ヒメバチ科トガリヒメバチ亜科の一種です。触角の形から、Acrolyta属の一種ではないかと思います。トガリヒメバチ亜科の小型の種には、サムライコマユバチの繭に寄生するものが多くいます。 by こにし様)
【1】マイマイガ幼虫(ブランコケムシ)の体内にコマユバチ♀(ブランコサムライコマユバチ?)が産卵
【2】育った蜂の子が毛虫の体外に脱出したのち営繭。
【3】その繭を狙ってトガリヒメバチ♀(Acrolyta sp.)が産卵して二重寄生が成立。
という複雑なストーリーなのですね。
繭塊の寄生率が100%とは限りませんので、羽化した蜂を一匹ずつ丹念に調べるべきでしたね。ざっと見てどれも同じ感じの蜂だったので、数匹を写真に撮っただけで全て処分してしまいました。葉上に見つけた際に繭塊の近くでウロウロしていた小さな蜂(当初は蝿かと思いました)も今思うと気になります。
2009年8月初旬 林道(標高約560m地点)@山形県/撮影者:しぐま様
Auberteterus alternecoloratus (Cushman, 1929)
本日、本種と思われる種の生態写真を撮りました。栃木県内を流れる思川流域で、枯れたヨシの茎に腹端を突き刺していました。その後茎を割ってみましたが、特に何も発見できませんでした。ニカメイガの天敵のようですね。2011年5月16日 栃木県/撮影者:さびきこり様
画像の種は、千葉県の平地の湿地で採りました。 どうみても、アオバアリガタハネカクシの擬態しているような色彩パターンです。体長は約9mm。
(Auberteterus alternecoloratus (Cushman, 1929) です。http://cse.naro.affrc.go.jp/konishi/mokuroku/auberteterus.html をご覧下さい。 by こにし様)
2008年6月採集 撮影者:バグリッチ様
Reclinervellus tuberculatus (Uchida, 1932)
右側の小さい幼虫が本種。
この状態は多くはないですが,時々見られます.同じ種の卵や幼虫が2個体以上,同一寄主個体についていたことは今までにありませんので,種内では,先に産まれた卵や幼虫があると,取り除いていることが予想されます.逆に違う種であれば少なくとも後から産む方は先に産まれている卵にはお構いなしのようです.
この時期の若齢幼虫はこのまま寄主について越冬し,来春成長を再開するのですが,このときの成長開始時期がmasumotoiの方が早く,必ずmasumotoiの方が成熟に成功します.tubersulatusの方は成長半ばでひからびた寄主ごと捨てられます.
以下の文献が参考になります.
Life histories of two ichneumonid parasitoids of Cyclosa octotuberculata (Araneae): Reclinervellus tuberculatus (Uchida) and its new sympatric congener (Hymenoptera:Ichneumonidae: Pimplinae) Entomological Science, 10(3):267-278 撮影者:みつき様
ヒメバチの幼虫に寄生されたゴミグモを見つけて写真を撮りました。
少し高い位置に網を張っていたので、撮影の時点では腹部尾端の幼虫(幼虫1)にしか気付いていませんでしたが、帰宅後パソコンで見て腹部頭側にも幼虫(幼虫2)が付いているらしいことに気付きました。上に脱皮殻の一部のようなものがのっていて見難かったようです。
幼虫1は Reclinervellus masumotoi、幼虫2はR. tuberculatus。
2008年11月15日 兵庫県三田市/撮影者:ハンマー様
Reclinervellus masumotoi Matsumoto & Konishi 2007
左側の大きい幼虫が本種。
この状態は多くはないですが,時々見られます.同じ種の卵や幼虫が2個体以上,同一寄主個体についていたことは今までにありませんので,種内では,先に産まれた卵や幼虫があると,取り除いていることが予想されます.逆に違う種であれば少なくとも後から産む方は先に産まれている卵にはお構いなしのようです.
この時期の若齢幼虫はこのまま寄主について越冬し,来春成長を再開するのですが,このときの成長開始時期がmasumotoiの方が早く,必ずmasumotoiの方が成熟に成功します.tubersulatusの方は成長半ばでひからびた寄主ごと捨てられます.
以下の文献が参考になります.
Life histories of two ichneumonid parasitoids of Cyclosa octotuberculata (Araneae): Reclinervellus tuberculatus (Uchida) and its new sympatric congener (Hymenoptera:Ichneumonidae: Pimplinae) Entomological Science, 10(3):267-278 撮影者:みつき様
ヒメバチの幼虫に寄生されたゴミグモを見つけて写真を撮りました。
少し高い位置に網を張っていたので、撮影の時点では腹部尾端の幼虫(幼虫1)にしか気付いていませんでしたが、帰宅後パソコンで見て腹部頭側にも幼虫(幼虫2)が付いているらしいことに気付きました。上に脱皮殻の一部のようなものがのっていて見難かったようです。
幼虫1は Reclinervellus masumotoi、幼虫2はR. tuberculatus。
2008年11月15日 兵庫県三田市/撮影者:ハンマー様
Protichneumon sp. Protichneumon属の一種
種不明その1。私の住む香川県で、この形に似たハチを寄種に発生した冬虫夏草のハチタケの中間を複数見つけたため、その一つをこの場でお尋ねしたしだいです。(大きい方はヒメバチ科ヒメバチ亜科のProtichneumon属の一種だと思います。 by こにし様) 2008年 撮影者:山鳥様