Category Archives: ドロバチ科/Eumenidae

Symmorphus captivus (Smith, 1873) オオハムシドロバチ

下にわたしのブログの当該ページのURLを貼っておきます。私の記事はともかく、覇蟆邇(はまに)人という方のコメントにご注目ください。

http://hanmmer.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/1200868_7710.html

http://hanmmer.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/1200875_003f.html

提供:ハンマー様


Symmorphus decens (Kostylev, 1940) クチビロハムシドロバチ

Symmorphus decens

Symmorphus decens

フジハムシの幼虫を狩って帰巣するクチビロハムシドロバチ Symmorphus decens の写真を貼ります。なお、写真の個体というわけではありませんが、この場所でフジハムシの幼虫を狩ってくるハムシドロバチをクチビロと同定したのは私ではなく、研究者の方ですので同定は確かです。撮影者:ハンマー様


Eumenes rubronotatus aquilonius Sk. Yamane, 1977 ムモントックリバチ北海道亜種

Eumenes rubronotatus aquilonius

メス。ナギナタコウジュの花をビデオで撮影中、ハチが次々に飛来してきました。2009年9月26日 北海道札幌市郊外の林道沿い/撮影者:ikuzus-h様


Anterhynchium flavomarginatum tsushimarum (Yasumatsu, 1935) オオフタオビドロバチ対馬亜種

Anterhynchium flavomarginatum micado

虫好きでハチもたまに撮っているのですが,なかなか名前まで行き着けません。

(オオフタオビドロバチ♀のようですね.対馬の個体群でも,どのくらい黄色い帯が小さくなるかは個体差があるようです.おそらく気になっておられるであろうハグロフタオビドロバチとはメスの頭盾(clypeus)の幅と長さ(オオフタオビ:高さ=幅,ハグロ:高さ<幅)や,オスのaedeagusの先端の形(オオフタオビ:幅広になる,ハグロ:あまり幅広にならない)で見ると確実です.

ハグロフタオビドロバチはむしろエントツドロバチに似ているのですが,エントツでは腹部の第1節背面に横方向の隆起があること,頭盾の先端の凹みが幅広いことで区別できます.参考までに

Anterhynchium flavomarginatum micado対馬のオオフタオビドロバチの♀

Anterhynchium flavomarginatum micado対馬のオオフタオビドロバチの♂

本州のオオフタオビドロバチはこちらハグロフタオビドロバチはこちらエントツドロバチはこちら。 by みつき様)

2008年10月11日 長崎県対馬市厳原町豆酘崎/撮影者:yohbo様


ドロバチ科の一種 Eumenidae gen. sp.

Eumenidae gen. sp.

種不明その1。体長約10ミリで菊の花に来ていました。2005年11月2日 埼玉県川越市/撮影者:chochoensis様


Symmorphus sp. Symmorphus属の一種

Symmorphus sp.

種不明その3。佐賀市の寺院で毎年よく見かけるハムシドロバチの一種の獲物搬入を観察しました。今まで巣内を見たことはありながら、獲物の搬入を見ることが出来なかったのが、ようやく見ることが出来ました。戸の桟に開いた穴に執着を見せ始め、2~3度定位飛行をして帰巣することを繰り返した後、泥を2度搬入(坑道内の余分な穴を塞いだものと思われます)。その後もう一度定位飛行をして2~3分後に戻り、逆向きに穴に入り産卵しました。

一旦離巣してから産卵するのは、サイジョウでも観察したことがあります。獲物はフジハムシの幼虫と思われ、狩場は巣のほんの数m先のナツフジでした。体長は10ミリほどで、比較的大型と思われます。

「膨腹部第1節の長さが幅より明らかに長く、しかも、その背板前半の前方傾斜面と後半の体軸平行面とを区切る横稜線が不明瞭」

明確に多種と区別されると言われたハラナガの特徴が私の撮った蜂には、ありません。ハラナガ以外の種であることは分かりました。

2010年5月16日 佐賀市/撮影者:ヒゲおやじ様


Symmorphus sp.

種不明その2。ハムシドロバチの一種。2004年9月 兵庫県神戸市/撮影者:おとんぼ様


Symmorphus sp.

種不明その1。ハムシドロバチの一種。2004年7月 栃木県黒磯市沼原湿原/撮影者:kuwachan様


Symmorphus foveolatus Gussakovskij, 1933 ハラナガハムシドロバチ

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Symmorphus foveolatus

ハラナガハムシドロバチがクルミハムシの幼虫を狩るところを見ることができました。2006年6月 撮影者:ハンマー様


Symmorphus apiciornatus (Cameron, 1911) サイジョウハムシドロバチ

Symmorphus apiciornatus

以前、アシナガバチを確認したかやぶき屋根の休憩所に行ってみると、写真のように、ハチが営巣のために群がっていました。2006年5月5日 撮影者:ハンマー様


Stenodynerus clypeopictus (Kostylev, 1940) フトカギチビドロバチ

Stenodynerus clypeopictus

Stenodynerus clypeopictus

オス。自宅の庭で撮影しました。カラミンサ・ネペタのしおれた花にとまっています。(フトカギチビドロバチは名前の通りオスの触角の先端節が太いのが特徴です。写真では触角先端の形状は確認できないので、残念ですが断定はできません。 by 管理人) 2011年7月9日 大阪市内/撮影者:ひまわりくろたん様


Stenodynerus clypeopictus

メスと思われる。体長6.5~7ミリほどでした。2006年9月3日 佐賀市富士町/撮影者:ヒゲおやじ様


Stenodynerus clypeopictus

Stenodynerus clypeopictus

2003年9月15日採集 茨城県神栖町/撮影者:さびきこり様


Stenodynerus chinensis simillimus Sk. Yamane et Gusenleitner, 1982 カタグロチビドロバチ本土亜種

Stenodynerus chinensis simillimus

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材木の表面に開いた極小の虫孔(内径2〜3mm)に見慣れない小さなハチが出入りしていました。どうやら節穴を掃除して営巣しようとしているみたいです(借坑性)。眉間(触角の付け根)に可愛い黄斑が一つ目立ちます。同一個体のマクロ動画も公開しました。巣穴の掃除と身繕い行動です。化粧中のクローズアップで自らぐるりと方向転換してくれたおかげで色んなアングルも撮れました(顔正面など)。観察中この巣穴にメンハナバチの一種が飛来していきなり中に侵入しました。2011年9月下旬 山形県/撮影者:しぐま様


Stenodynerus chinensis simillimus

巣穴に運んでいた獲物ですが、甲虫類の幼虫のようです。(植物食の昆虫を飼育する場合、新たな種類の餌で飼育に成功したというレポートを見たことがありますが、カリバチの場合は餌となる種類の検証というのはかなり難しそうですね。実際には餌となる種類の幅は広いのかもしれません。 by 管理人) 2009年5月9日 神奈川県川崎市/撮影者:裏庭様


Stenodynerus chinensis simillimus

小型のドロバチが、クズノチビタマムシ幼虫を狩っていました。観察できたのは、尻針を打つところから、写真のシーンの後飛び去るまでです。(写真のドロバチは、カタグロチビドロバチのようです。文献を見ると、カタグロチビドロバチはハマキガの幼虫を狩るとされています。このクズノチビタマムシの幼虫は、巣に運び入れられたのでしょうか? by 管理人) 2009年7月19日 神奈川県/撮影者:裏庭様


Stenodynerus chinensis simillimus

Stenodynerus chinensis simillimus

家の近所のちょっとした林になっている公園でとれたハチたちです。(手前の2個体のうち、左はカタグロチビドロバチで右がツチスガリの仲間です。ツチスガリはナミツチスガリのようですが、画像だけでは特定はできません。奥の3個体ですが、左がヨコバイバチの仲間でしょうか。真ん中がクモバチの仲間、右がシリボソクロバチの仲間だと思われます。) 2009年5月 蘆様


Stenodynerus chinensis simillimus

オス。7ミリ前後の小型の種です。2006年7月下旬 佐賀市三瀬村/撮影者:ヒゲおやじ様


Stenodynerus chinensis simillimus

1頭が花に来ていましたところ、急に横からもう1頭現れて取っ組み合いみたいになりましたが、最後はおとなしく交尾しておりました。2006年8月16日 神奈川県大和市/撮影者:あかまんま様


Stenodynerus chinensis simillimus

交尾後、オスが飛び去ったあとのメス。2005年9月10日 撮影者:ハンマー様


Stenodynerus chinensis simillimus

交尾中。2005年9月10日 撮影者:ハンマー様


Stenodynerus chinensis simillimus

メス。ミントに訪花。2004年7月 撮影者:tombow様