Category Archives: Anterhynchium属
- Anterhynchium flavomarginatum micado (Kirsch, 1873) オオフタオビドロバチ本土亜種
- Anterhynchium flavomarginatum tsushimarum (Yasumatsu, 1935) オオフタオビドロバチ対馬亜種
- Anterhynchium melanopterum Sk. Yamane, 1981 ハグロフタオビドロバチ
Anterhynchium flavomarginatum tsushimarum (Yasumatsu, 1935) オオフタオビドロバチ対馬亜種
虫好きでハチもたまに撮っているのですが,なかなか名前まで行き着けません。
(オオフタオビドロバチ♀のようですね.対馬の個体群でも,どのくらい黄色い帯が小さくなるかは個体差があるようです.おそらく気になっておられるであろうハグロフタオビドロバチとはメスの頭盾(clypeus)の幅と長さ(オオフタオビ:高さ=幅,ハグロ:高さ<幅)や,オスのaedeagusの先端の形(オオフタオビ:幅広になる,ハグロ:あまり幅広にならない)で見ると確実です.
ハグロフタオビドロバチはむしろエントツドロバチに似ているのですが,エントツでは腹部の第1節背面に横方向の隆起があること,頭盾の先端の凹みが幅広いことで区別できます.参考までに
本州のオオフタオビドロバチはこちら。ハグロフタオビドロバチはこちら。エントツドロバチはこちら。 by みつき様)
2008年10月11日 長崎県対馬市厳原町豆酘崎/撮影者:yohbo様
Anterhynchium flavomarginatum micado (Kirsch, 1873) オオフタオビドロバチ本土亜種
2014年9月28日 千葉県/撮影・投稿者:17824635様
(断定はできませんが、ご推察の通りオオフタオビドロバチの可能性が高いと思います。by 管理人)
(後胸背板に小さいですが黄斑がありますね。となるとハグロフタオビドロバチではないかもしれません。決め手は頭頂部(単眼と頭部後縁の間)で、くぼみがあればオオフタオビドロバチということになります。私の持っている標本の中に、黄斑が小盾板に痕跡程度しかないオスの個体があります。 by 管理人)
ご指摘の部位を見たところ明瞭なくぼみがありました。ということは写真の個体はオオフタオビドロバチということですね。2009年7月末 滋賀県/撮影者:ぽんたくん様
本州のオオフタオビドロバチの♂♀.2008年 撮影者:みつき様
職場に入ってきたハチ。2005年9月 撮影者:tack_jibe様
自宅近くの崖が土取場になっている。2004年6月 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様