Category Archives: ハキリバチ科/Megachilidae
- Anthidium septemspinosum Lepeletier, 1841 トモンハナバチ
- Coelioxys yanonis Matsumura, 1912 ヤノトガリハナバチ
- Euaspis basalis (Ritsema, 1874) ハラアカハキリバチヤドリ
- Lithurgus collaris Smith, 1873 シロオビキホリハナバチ
- Megachile disjunctiformis Cockerell, 1911 ネジロハキリバチ
- Megachile humilis Smith, 1879 スミスハキリバチ
- Megachile japonica Alfken, 1903 ヤマトハキリバチ
- Megachile kobensis Cockerell, 1918 キヌゲハキリバチ
- Megachile kobensis Cockerell, 1918 コウベキヌゲハキリバチ
- Megachile nipponica nipponica Cockerell, 1914 バラハキリバチ本土亜種
- Megachile pseudomonticola Hedicke, 1925 クズハキリバチ
- Megachile remota sakagamii Hirashima et Maeta, 1974 サカガミハキリバチ本土亜種
- Megachile sculpturalis Smith, 1853 オオハキリバチ
- Megachile sp. Megachile属の一種
- Megachile spissula Cockerell, 1911 ヒメハキリバチ
- Megachile subalbuta Yasumatsu, 1936 ヒメツツハキリバチ
- Megachile sumizome Hirashima et Maeta, 1974 スミゾメハキリバチ
- Megachile tsurugensis Cockerell, 1924 ツルガハキリバチ
- Megachile xanthothrix Yasumatsu et Hirashima, 1964 キバラハキリバチ
- Megachile yasumatsui Hirashima, 1974 ヤスマツハキリバチ
- Osmia jacoti Cockerell, 1929 イマイツツハナバチ
- Osmia orientalis Benoist, 1929 マイマイツツハナバチ
- Osmia sp. Osmia属の一種
- ハキリバチ科の一種 Megachilidae gen. sp.
Osmia orientalis Benoist, 1929 マイマイツツハナバチ
2008年4月 奈良県大和郡山市/撮影者:みつき様
少年のころ、友達と一緒にクワガタムシを捕りにいったのですが、その場所で2個体の営巣を確認した他、おびただしい数のカタツムリの殻がある環境や、十数匹が訪花する様子を見、感動しました。
そして、一番見たかった、巣材を採るシーンの撮影にも成功しました。イマイもレンゲの花に訪花していましたが、イマイは私の町、播磨町にわんさかいました。
レンゲソウが多く咲いているひとつの田に、洋種ミツバチに匹敵する数のメスの訪花を見ました。おそらく2百匹を下らない数のメスが営巣しているものと思われました。2006年5月 兵庫県加古郡稲美町/撮影者:ヒゲおやじ様
別の固体が営巣を始めた写真ですが、殻の修復をするところです。
最初の固体が巣作りをした、すぐとなりですが、4月9日に最初の営巣を確認してから、約2週間が経過しています。
体毛の状態などを見ると、長く活動しているようには見えません。 日照などの環境の差で、発生期間に差がでるのでしょうが、最初の個体が荒天候続きの中、2週間余りで営巣したことを考えても、連休一杯は営巣を続けそうです。
ちなみに、みかん山の山道沿いの、日当たりのいい斜面に営巣しています。 岩田先生も、この蜂は日当たりのいい、乾燥した環境を好むようだと、記していたように記憶しています。
2006年4月26日 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様
2育房目の幼虫。やっと孵化したところです。右側に異常に分厚い、入り口側の隔壁が見えます。2006年4月25日 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様
本日の観察では、殻は枯れ草に沈んだ状態で、育房の数は増えていません。 完成したと判断して回収してきました。
巣の完成の瞬間を撮影したかったのですが、この蜂は少しでも外的から巣を守るため、殻を目立たなくしようとする習性を持っていることも想像できます。
比較的多いと思われる7育房巣でしたが、2週間あまりで完成した割には、2育房目がやっと孵化した状態でした。隔壁は一番外側だけ4ミリ強あり、他の1ミリと比べ、特別厚く作られています。 殻の一番入り口に蓋を作るのかと想像していましたが、作らないようです。
2006年4月25日 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様
肢をつかって殻を回す時、自分の体を固定し、肢で自分の後方に押しているようです。その時、どうも殻が元の場所を中心に回るように制御しているようにも見えます。2006年4月16日 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様
午後12時を過ぎて、陽が差してくると営巣を確認したのとは違う殻からメスが飛び出して行きました。ほぼ同時に、営巣を確認していた殻からもメスが飛び出して行きました。ほどなく戻ってくると、一度殻に進入してから出てきて、殻を動かし始めました。出かけた時の殻の位置が、気にいらなかったのでしょう。殻を倒したり、回したりの行動を組み合わせて、垂直方向に立て、入り口は下を向くように、上手に怪力ぶりを観察させてくれました。最初、殻を置いていた位置より、2~30センチ下に落ちていたのは、どうやら垂直に定位させた結果であろうと推測できそうです。下草を大あごでくわえ、肢を上手に使って回します。殻のサイドに位置したり、下にもぐりこんだりして、さながらハツカネズミが車をまわしているような、かわいい動作でした。
殻を日に透かして見ると、3育房ほどできているようです。最初、それ以外に大きな影が見えたのは、メス蜂だったようで、この蜂は夜を巣の中ですごすようです。2006年4月16日 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様
巣材の植物の葉を噛み砕く様子。営巣しているのとは、違う殻の上です。2006年4月9日 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様
花粉をスコパに付け、帰巣。殻の上にとまってから、頭を下に向け、殻の裏の方から進入していきます。確認してから3度の花粉搬入は、丁度15分置き、午前11時33分、48分、午後12時3分でした。13分の外役で帰ってきて、2分巣の中にいました。他の地上既存抗に営巣するハキリバチのように、蜜を吐き出してから、入り口で方向転換する様子は見られません。中の広さに余裕があるためと思われます。2006年4月9日 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様
先週、最初からあったカタツムリの殻のそばに、拾ってきた2つを置いていったのですが、2つが2~30センチ下に落ちていたにで、元の位置に戻して、みかん山を小一時間歩いて戻ってきたら、花粉をスコパに付け、帰巣してきました。下にあった方の殻に営巣していたらしく、しばらく殻を捜してから自分の巣に飛込みました。2006年4月9日 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様
午後3時過ぎにようやく晴れ間がのぞいたので、先週と同じ場所に行ってみました。カタツムリの殻を探るオスがいました。岩田先生によると、営巣前の時期にカタツムリの殻にオスメスが仲良く入っていることがあるそうです。帰りぎわに、みかん山の山道を散策中にみつけた、カタツムリの殻を2つ置いてきました。営巣を観察できることを期待しています。2006年4月2日 佐賀県 /撮影者:ヒゲおやじ様
オスもいました。このあたりに営巣をしそうです。昨年、リュウキュウコオロギバチの狩りを撮影した場所と、2mと離れていません。2006年3月26日 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様
30数年ぶりにマイマイツツハナバチを見つけ撮影しました。兵庫の故郷では、川沿いに多数が生息し、カラスノエンドウに訪花していましたが、こんな早春に会ったのは初めてです。2006年3月26日 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様