Category Archives: キバチ科/Siricidae
- Tremex apicalis Matsumura, 1912 クロヒラアシキバチ
- Urocerus antennatus (Marlatt, 1898) ヒゲジロキバチ
- Xeris spectrum spectrum (Linnaeus, 1758) オナガキバチ
- キバチ科の一種 Siricidae gen. sp.
キバチ科の一種 Siricidae gen. sp.
種不明1。マテバシイの枯死部に産卵管を刺したままで死んでいるキバチを見つけました。標本を作ってみるとニトベキバチに似ているように思えるのですが、いかがでしょうか?屍体回収:2015年7月28日 大分県大分市高崎/撮影・投稿者:itoken様
(体全体が黒色で翅に透明部分があるので石垣島から記載されたEriotremex makiharai Togashi, 2005に似ています。原記載Proceedings of the entomological society of Washington 107(1): 159-161.と比較してみてください。by 梅町梅月様)
(Eriotremex makiharaiは、分布は石垣島となっていますね。本種であれば、貴重な記録になりそうです。記載論文はこちらで見られました。http://biostor.org/reference/55150/page/4 by 管理人)
標本と原記載を比較した結果、以下の点からmakiharaiとは異なる種類であることが明かにできました。
- アンテナ各節のプロポーション。
- 前翅の翅脈
- 後翅暗色部の分布(makiharaiは後翅先端1/3のみが暗化)
- 腹部背板第8節先端部は丸まる(makiharaiは角張る)
現在、この標本をお送りする研究者としてどなたが適切か、愛媛大学の小西先生に相談しております。by itoken様
Xeris spectrum spectrum (Linnaeus, 1758) オナガキバチ
(写真のハチは、オナガキバチのメスです。北海道から屋久島まで広く生息し、マツやヒノキ等に寄生するため、林業害虫とされています。 by 管理人) 撮影したのは、大きな池のある都市公園です。針葉樹もありますが、広葉樹も色々あります。2010年6月 撮影者:混沌様
Tremex apicalis Matsumura, 1912 クロヒラアシキバチ
大分昆虫同好会の三宅武会長から写真をあずかりました。データは以下のとおりです。
産地:由布市湯布院町塚原
月日:2005年5月31日,
採集:三宅 武
撮影:三宅 武
記録:伊藤 研
大分県では、これまで記録がありませんでした。投稿者:itoken様
公園の立ち枯れに、クロヒラアシキバチとニホンヒラタタマバチがたくさんいました。写真のハチは、ちょっとピンぼけですが、クロヒラアシキバチのオスです。2010年5月16日 栃木県鹿沼市/撮影者:管理人
2005年6月7日と9日にニホンヒラタタマバチを撮影した立ち枯れには、オオホシオナガバチが産卵に来ていましたし、キバチの行き倒れもついていました。/撮影者:あかまんま様
昨日同じところでニホンヒラタタマバチを確認しました。2006年5月24日 埼玉県春日部市/撮影者:たえこ様