蜂類情報交換BBS › フォーラム › 蜂類情報交換BBS › フキノトウに訪花するハナバチ
このトピックには2件の返信が含まれ、2人の参加者がいます。11 年、 5 ヶ月前に sigma1920 さんが最後の更新を行いました。
もう一件お願いします。 4月下旬・山形県 里山でフキノトウに訪花する小さな蜂を撮りました。
撮影後に蜂を採集したものの、体中が白い花粉にまみれていて接写しても細部の特徴が分かりません。 それでも頑張って翅脈だけは記録しました。 前翅の基脈が屈曲しないことからコハナバチ科でない…というところでお手上げです。 ヒメハナバチ科ですかね?
後学のためにお尋ねしたいのですけど、このような場合どのように標本をクリーニングすればよいのでしょう? 水洗い? ブラッシング? エアダスター? よろしくお願いします。
ブログには追加の写真もあります。 http://sigma-nature-vlog.blogspot.jp/2013/05/blog-post_25.html
しぐま様
ご投稿ありがとうございます。 写真のハチはヒメハナバチの仲間(Andrena sp.)で、触覚が長く見えるのはオスだからでしょう。 オスなので蜜を求めて花粉まみれになっているだけです(花粉を集めるのはメスだけ)。
標本の花粉除去ですが、筆を使うとよいと思います。蜜などで濡れてしまったり、汚れてしまった場合は、70%位のエチルアルコール(エタノール)で洗うとよいでしょう。乾燥して硬くなってしまった個体は、熱湯に入れると柔らかくなります。蜜と花粉でベトベトになった個体もお湯ですっかりきれいになります。ヨレヨレになった翅もきれいに伸びます! その後は、70%位のエタノールに入れて余分な水分をとり、取り出してティッシュで押さえながら水分をとってください。このままでは体表の毛が寝てしまっているので、筆で逆撫でして毛を起こしてください。これでほとんど元通りになります。
おはようございます。 丁寧なご指導ありがとうございます。 属まで分かって嬉しいです。 標本のクリーニング法も目から鱗で、次に機会があれば試してみます。 私は標本の扱いについて無知なもので、こういう細かなノウハウはやはり専門家に聞かないと分からないですねー。
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