Liris subtessellatus subtessellatus (F. Smith, 1856) ナミコオロギバチ本土琉球亜種
メス。個体数はけっこういました。2008年7月採集 沖縄県沖永良部島/撮影者:Lobo様
佐賀市では昨年よりは蜂の活動が遅れているようで、ハムシドロバチの狩りなどはまだ始まっていませんでした。でもこの蜂のスポットとしては、あまりマークしていなかった場所で昨年秋に営巣を観察できたので、まだ早いかと思ってチェックして見ると、いきなり営巣を観察出来ました。
昨年は、狩りの瞬間を撮影できましたが、運搬、搬入の場面を観察することは出来ませんでした。シーズン開始早々目標の1つを達成しました。 石段脇の石垣の隙間の、堆積した土の既存抗に営巣していると思われます。この場所は南向きでかなり暖かく、どの環境でも4月下旬から営巣するのかは、疑問です。2008年4月下旬 佐賀市/撮影者:ヒゲおやじ様
お寺の広場のベンチで、多数日向ぼっこしていました。南方系なのかもしれません。2006年10月15日 佐賀県佐賀市/撮影者:ヒゲおやじ様
ナミは佐賀にはナミに生息しているようです。滑らかな胸部と、顕著な前伸腹節の横皴、翅の色も黄褐色で、大型の個体ほど色味は強いようです。18ミリもある個体はみたことがありません。せいぜい14ミリ強のものですが、獲物の運搬能力の高さは驚くばかりです。
・頭、胸部 ヒメ・・・肉眼でわかる小点刻が密布する。ナミ・・・極微細でつや消し状。
・前伸腹節 ヒメ・・・細かい網目状彫刻。ナミ・・・荒い横しわ。
・翅 ヒメ・・・黄色味はほとんど無い。ナミ・・・黄色味がある。
・大きさ(メス) ヒメ・・・7~12mm ナミ・・・12~18mm
撮影者:ヒゲおやじ様
日向ぼっこをするメスです。体長14ミリ強、腹部の銀白色の帯はヒメコオロギバチより顕著です。2005年12月 佐賀県/撮影者:ヒゲおやじ様
カメガシワの蜜腺で食事中。2005年夏 撮影者:ヒゲおやじ様
撮影者:さびきこり様
Liris属 の記事一覧
- Liris aurulenta (Fabricius, 1787) キンイロコオロギバチ
- Liris deplanatus binghami Tsuneki, 1967 リュウキュウコオロギバチ本土琉球亜種
- Liris festinans japonica (Kohl, 1884) ヒメコオロギバチ本土亜種
ケラトリバチ科/Larridae の記事一覧
- Larra amplipennis (F. Smith, 1873) アカオビケラトリバチ
- Liris aurulenta (Fabricius, 1787) キンイロコオロギバチ
- Liris deplanatus binghami Tsuneki, 1967 リュウキュウコオロギバチ本土琉球亜種
- Liris festinans japonica (Kohl, 1884) ヒメコオロギバチ本土亜種
- Nitela ohgushii Tsuneki, 1956 オオグシニテラバチ
- Nitela yasumatsui Tsuneki, 1956 ヤスマツニテラバチ
- Pison koreense (Radoszkowski, 1887) コウライクモカリバチ
- Tachysphex nigricolor nigricolor (Dalla Torre, 1897) ヤマトヌカダカバチ本土亜種
- Tachytes etruscus sibiricus Gussakovskj, 1932 ニッポンハヤバチ本土亜種
- Tachytes latifrons Tsuneki, 1964 ヒロズハヤバチ
- Tachytes sinensis sinensis F. Smith, 1856 オオハヤバチ本土亜種
- Trypoxylon sp. Trypoxylon属の一種
- ケラトリバチ科の一種 Larridae gen. sp.
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