Liris festinans japonica (Kohl, 1884) ヒメコオロギバチ本土亜種
顎を広げると 更にカッコイイですね。(大あご内縁に歯状突起があるとコオロギバチの仲間、ないとケラトリバチの仲間になります。写真でもはっきりと歯状突起がわかりますね。下側の写真では、大あご下縁のえぐれが見えますが、沖縄のキンイロコオロギバチはこれがありません。あとは、ココではおなじみのリュウキュウ・ヒメ・ナミの3種類なので、ヒメコオロギバチとなります。)2006年10月21日採集/撮影者:バグリッチ様
平地の雑木林で真っ黒ななかなかいい感じのハチを採りました。2006年10月21日採集/撮影者:バグリッチ様
胸部の点刻等明らかにナミとは異なります。個体数はむしろ、真冬の陽だまりにいた時は、ナミの方が多かったののですが、今(5月)はヒメの方が目に付きます。
・頭、胸部 ヒメ・・・肉眼でわかる小点刻が密布する。ナミ・・・極微細でつや消し状。
・前伸腹節 ヒメ・・・細かい網目状彫刻。ナミ・・・荒い横しわ。
・翅 ヒメ・・・黄色味はほとんど無い。ナミ・・・黄色味がある。
・大きさ(メス) ヒメ・・・7~12mm ナミ・・・12~18mm
撮影者:ヒゲおやじ様
後から見つけた個体が、巣穴に飛び込むところ。この蜂の場合、巣穴が既存抗であるため、見分けにくいことと、巣穴へのアプローチが大変素早くていきなりスポッと飛び込んでしまいますので、大体こんな写真になります。2006年4月30日 佐賀県大和町/撮影者:ヒゲおやじ様
一匹を撮影していると、すぐ別の個体も獲物をかかえてかけて来ました。場所は山道の日当たりのいい斜面で、裸地になっています。獲物探しをしている個体も観察されました。2006年4月30日 佐賀県大和町/撮影者:ヒゲおやじ様
みかん山で、コオロギバチのえさ運びを観察しました。この時期の営巣活動の観察は初めてですが、餌もそれなりに成長したコオロギの幼虫です。2006年4月30日 佐賀県大和町/撮影者:ヒゲおやじ様
Liris属 の記事一覧
- Liris aurulenta (Fabricius, 1787) キンイロコオロギバチ
- Liris deplanatus binghami Tsuneki, 1967 リュウキュウコオロギバチ本土琉球亜種
- Liris subtessellatus subtessellatus (F. Smith, 1856) ナミコオロギバチ本土琉球亜種
ケラトリバチ科/Larridae の記事一覧
- Larra amplipennis (F. Smith, 1873) アカオビケラトリバチ
- Liris aurulenta (Fabricius, 1787) キンイロコオロギバチ
- Liris deplanatus binghami Tsuneki, 1967 リュウキュウコオロギバチ本土琉球亜種
- Liris subtessellatus subtessellatus (F. Smith, 1856) ナミコオロギバチ本土琉球亜種
- Nitela ohgushii Tsuneki, 1956 オオグシニテラバチ
- Nitela yasumatsui Tsuneki, 1956 ヤスマツニテラバチ
- Pison koreense (Radoszkowski, 1887) コウライクモカリバチ
- Tachysphex nigricolor nigricolor (Dalla Torre, 1897) ヤマトヌカダカバチ本土亜種
- Tachytes etruscus sibiricus Gussakovskj, 1932 ニッポンハヤバチ本土亜種
- Tachytes latifrons Tsuneki, 1964 ヒロズハヤバチ
- Tachytes sinensis sinensis F. Smith, 1856 オオハヤバチ本土亜種
- Trypoxylon sp. Trypoxylon属の一種
- ケラトリバチ科の一種 Larridae gen. sp.
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