Tachytes latifrons Tsuneki, 1964 ヒロズハヤバチ
10mmを越えるくらいの、ハヤバチの巣を観察しました。
確認できた獲物は、小型の樹上性コオロギ(クサヒバリ・ウスグモスズ)とセスジササキリモドキでした。(ヒロズハヤバチでしょうか。文献によると、「ハヤバチ属は、バッタやキリギリスの仲間を狩る」とだけ書かれていて、あとは形状の特徴しか掲載されていませんでした。以前のひげおやじ様のご投稿では、獲物はバッタでした。獲物にあまりこだわりはないのかもしれませんね。 by 管理人) 2009年8月下旬・9月上旬 神奈川県横浜市/撮影者:裏庭様
先週待望のハヤバチの営巣を観察しました。 しかし、狙っていたオオハヤバチやアカアシハヤバチではなく、初めて見る種でした。 しかもバッタを狩っていました。 ヒロズハヤバチあたりかと思うのですがいかがでしょう。棚田を挟んだ道の脇の、わずかな地面に10数匹が営巣しているところを撮影しました。(付節が黒いことからヒメハヤバチかヒロズハヤバチであると考えられます。これらは触角第3節と頭頂における両眼間の距離の比で区別され、名前の通り、両眼間の距離が広い方が「ヒロズ(広頭)」となります。 by 管理人) 2008年7月26~27日 佐賀県佐賀市富士町市川/撮影者:ヒゲおやじ様
廃田を利用した湿性ビオトープで採集しました。腹面。2005年8月19日 山形県小国町/撮影者:pakenya様
Tachytes の記事一覧
- Tachytes etruscus sibiricus Gussakovskj, 1932 ニッポンハヤバチ本土亜種
- Tachytes sinensis sinensis F. Smith, 1856 オオハヤバチ本土亜種
ケラトリバチ科/Larridae の記事一覧
- Larra amplipennis (F. Smith, 1873) アカオビケラトリバチ
- Liris aurulenta (Fabricius, 1787) キンイロコオロギバチ
- Liris deplanatus binghami Tsuneki, 1967 リュウキュウコオロギバチ本土琉球亜種
- Liris festinans japonica (Kohl, 1884) ヒメコオロギバチ本土亜種
- Liris subtessellatus subtessellatus (F. Smith, 1856) ナミコオロギバチ本土琉球亜種
- Nitela ohgushii Tsuneki, 1956 オオグシニテラバチ
- Nitela yasumatsui Tsuneki, 1956 ヤスマツニテラバチ
- Pison koreense (Radoszkowski, 1887) コウライクモカリバチ
- Tachysphex nigricolor nigricolor (Dalla Torre, 1897) ヤマトヌカダカバチ本土亜種
- Tachytes etruscus sibiricus Gussakovskj, 1932 ニッポンハヤバチ本土亜種
- Tachytes sinensis sinensis F. Smith, 1856 オオハヤバチ本土亜種
- Trypoxylon sp. Trypoxylon属の一種
- ケラトリバチ科の一種 Larridae gen. sp.
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