Bombus ardens ardens Smith, 1879 コマルハナバチ本州亜種
サンゴジュに明らかに大きいコマルハナバチと見るからにワーカーと思われるコマルハナバチが混在していました。今の時期の大きな個体は今年の新女王なのでしょうか?(文献によると、コマルハナバチの新女王は北関東では6月中旬頃から出始めるそうなので、新女王である可能性は十分高いと思われます。by 管理人) 2012年6月/撮影者:KLX様
コマルハナバチとクロマルハナバチの同定ポイント。両種のメスの同定ポイントが不明確なような気がして・・・・ブログなどを見ると、迷いもなく名を書いてあるものも見受けられますが明確な違いがありましたら、ご教授いただけますでしょうか?
(コマルハナバチとクロマルハナバチの区別点は、腹部の毛先で区別できます。クロマルハナバチは、各腹背節の毛の先が切りそろえたようになっていますが、コマルハナバチはそのようにはなっていません。また、コマルハナバチは早春から初夏、クロマルハナバチは春から秋なので、出現時期から判別することも可能です。
ちなみに、コマルハナバチとオオマルハナバチの方が区別が難しいです。腹部第2節に明色の帯があるのがオオマルハナバチ、あっても中央で途切れるのがコマルハナバチと「マルハナバチハンドブック」には掲載されています。しかし、それぞれ個体変異があるので、例外もありそうです。正確な同定には、単眼間の点刻やアゴと複眼の間(いわゆる頬)の長さを見ることが必要です。 by 管理人)
2011年6月 撮影者:KLX様
コマルハナバチのワーカーを撮影しました。コマルハナバチのワーカーの平均的な大きさをよく覚えていないのですが、女王だけで育てたワーカーはもしかしたら小さいのかな、と思いました。女王だけで育てたワーカーと、ワーカーが育てたワーカーで大きさの違いがありますでしょうか。
(女王が育てたワーカーとそれ以降のワーカーの違いについてわからなかったので、手元の文献で調べてみました。「多くの種の野生コロニーでは、第1ブルードの働きバチは、それ以降のブルードのものよりも小型である」(「マルハナバチの経済学」より) ご推察の通り、女王だけで育てたワーカーは小さくなるようです。原因は栄養によるものであろうということです。 by 管理人)
2008年5月1日 埼玉県南部/撮影者:クプクプ様
オス。ブラックベリーの花に来ていました。かなり、動きの速い蜂です。2006年6月 撮影者:tombow様
メス。ブラックベリーの花に飛んできました。2006年6月 撮影者:tombow様
オス。全身黄金色の体毛を持つ蜂に出会いました。葉上に止まっていた体長約17mm位の蜂です。一部の地域では「らいぽん」と呼ばれています。2006年6月6日 東京都小平市/撮影者:ポンちゃん様
Bombus属 の記事一覧
- Bombus beaticola beaticola (Tkalcu, 1968) ヒメマルハナバチ本州亜種
- Bombus diversus diversus Smith, 1869 トラマルハナバチ本土亜種
- Bombus diversus tersatus Smith, 1869 トラマルハナバチ北海道亜種
- Bombus honshuensis (Tkalcu, 1968) ミヤママルハナバチ
- Bombus hypocrita hypocrita Perez, 1905 オオマルハナバチ本土亜種
- Bombus hypocrita sapporoensis Cockerell, 1911 オオマルハナバチ北海道亜種
- Bombus ignitus Smith, 1869 クロマルハナバチ
ミツバチ科/Apidae の記事一覧
- Amegilla florea florea (Smith, 1879) スジボソコシブトハナバチ本土亜種
- Amegilla quadrifasciata (Villers, 1789) シロスジコシブトハナバチ
- Amegilla senahai senahai (Yasumatsu, 1935) アオスジコシブトハナバチ先島亜種
- Amegilla senahai subflavescens Yasumatsu et Hirashima, 1965 アオスジコシブトハナバチ奄美沖縄亜種
- Anthophora plumipes villosula Smith, 1854 ケブカコシブトハナバチ
- Apis cerana japonica Radoszkowski, 1887 ニホンミツバチ日本亜種
- Apis mellifera Linnaeus, 1758 セイヨウミツバチ
- Bombus beaticola beaticola (Tkalcu, 1968) ヒメマルハナバチ本州亜種
- Bombus diversus diversus Smith, 1869 トラマルハナバチ本土亜種
- Bombus diversus tersatus Smith, 1869 トラマルハナバチ北海道亜種
- Bombus honshuensis (Tkalcu, 1968) ミヤママルハナバチ
- Bombus hypocrita hypocrita Perez, 1905 オオマルハナバチ本土亜種
- Bombus hypocrita sapporoensis Cockerell, 1911 オオマルハナバチ北海道亜種
- Bombus ignitus Smith, 1869 クロマルハナバチ
- Ceratina flavipes Smith, 1879 キオビツヤハナバチ
- Ceratina japonica Cockerell, 1911 ヤマトツヤハナバチ
- Ceratina okinawana okinawana Matsumura et Uchida, 1926 オキナワツヤハナバチ奄美沖縄亜種
- Doeringiella ventralis (Meade Waldo, 1913) シロスジヤドリハナバチ
- Epeolus japonicus Bischoff, 1930 ヤマトムカシハナバチヤドリ
- Epeolus melectiformis Yasumatsu, 1938 シロモンムカシハナバチヤドリ
- Eucera nipponensis (Perez, 1905) ニッポンヒゲナガハナバチ
- Eucera sp. Eucera属の一種
- Eucera spurcatipes Perez, 1905 シロスジヒゲナガハナバチ
- Nomada sp. Nomada属の一種
- Thyreus centrimacula (Perez, 1905) ウスルリモンハナバチ
- Thyreus decorus (Smith, 1852) ナミルリモンハナバチ
- Thyreus sp. Thyreus属の一種
- Thyreus takaonis (Cockerell, 1911) タカオルリモンハナバチ
- Xylocopa appendiculata circumvolans Smith, 1873 キムネクマバチ本土亜種
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