Anterhynchium flavomarginatum tsushimarum (Yasumatsu, 1935) オオフタオビドロバチ対馬亜種

Anterhynchium flavomarginatum micado

虫好きでハチもたまに撮っているのですが,なかなか名前まで行き着けません。

(オオフタオビドロバチ♀のようですね.対馬の個体群でも,どのくらい黄色い帯が小さくなるかは個体差があるようです.おそらく気になっておられるであろうハグロフタオビドロバチとはメスの頭盾(clypeus)の幅と長さ(オオフタオビ:高さ=幅,ハグロ:高さ<幅)や,オスのaedeagusの先端の形(オオフタオビ:幅広になる,ハグロ:あまり幅広にならない)で見ると確実です.

ハグロフタオビドロバチはむしろエントツドロバチに似ているのですが,エントツでは腹部の第1節背面に横方向の隆起があること,頭盾の先端の凹みが幅広いことで区別できます.参考までに

Anterhynchium flavomarginatum micado対馬のオオフタオビドロバチの♀

Anterhynchium flavomarginatum micado対馬のオオフタオビドロバチの♂

本州のオオフタオビドロバチはこちらハグロフタオビドロバチはこちらエントツドロバチはこちら。 by みつき様)

2008年10月11日 長崎県対馬市厳原町豆酘崎/撮影者:yohbo様


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