Poecilogonalos fasciata kibunensis Uchida, 1929 キスジセアカカギバラバチ
薄暗い林間です。花の撮影で出かけた折、道端の野草の葉上で見つけたもの。体長は12mm位と記憶してます。(寄生蜂の一種なのですが、非常に特徴的な寄生の仕方をします。こちらのサイトに詳細な説明がありますのでご覧下さい。 by 管理人) 2011年6月22日 東京都西部/撮影者:ponchan様
しばらく観察していると,いろいろな植物の葉に何度も卵を産んでいるように見えて不思議に思いましたが,不思議な寄生をするハチのようで納得しました。22日,現場を見に行ってきました。キスジセアカカギバラバチはいませんでしたが,植物は特定できました。 キスジセアカカギバラバチのとまっていた葉はヒヨドリバナで,近くに生えている卵を産んだと思われる植物はヤクシソウ,ヤマノイモなどでした。残念ながら,卵の方は見つけられませんでした。
(本種の生態については、1932年に寺西暢氏による報文があり、主にイタドリに産卵するがタケ・キノハタシダにも産卵し、卵は直径0.12mm、1雌の産卵数が4500余りであることを明らかにしています。ちなみにカギバラバチの和名は、寺西氏による命名です。 by さびきこり様)
(カギバラバチと言えば、スズメバチに寄生することが知られていますが、このキスジセアカカギバラバチは、アサギマダラを寄主とするマダラヤドリバエ(Sturmia bella)に寄生するようです。このような論文(英文)を見つけました。
アサギマダラを寄主とするマダラヤドリバエとキスジセアカカギバラバチの寄主-寄生者関係
by 管理人)
2009年8月 撮影者:kuwachan様
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