ヒメバチ科の一種(3) Ichneumonidae sp.
種不明その47。体長25mm。2016年10月 神奈川県/撮影・投稿者:clarin215様
種不明その46。徳島県徳島市/撮影・投稿者:kisar6様(2016年3月投稿)
種不明その45。山裾の広場に生えた桜の老木にオナガヒメバチの一種♀が産卵していました。今回は産卵シーンをマクロ動画に撮ることが出来ました。撮影後に採集。目の付け所が分からないため、前回の投稿「枯木に産卵するヒメバチ♀」と同種っぽく見えてしまいます。
http://sigma-nature-vlog.blogspot.jp/2013/01/blog-post_6171.html
(Dolichomitus属にしては小さすぎるような気がします。とりあえず、ヒラタヒメバチ亜科フシダカヒメバチ族の一種としておきます。by こにし様) 2012年11月中旬 山形県 撮影・投稿者:しぐま様
種不明その44。軒下で見つけたコアシナガバチの巣が何者かに寄生されていました。コロニー解散後の古巣を11月上旬に採集して室内で飼育(放置)したところ、11月下旬に黒い寄生蜂が二匹羽化してきました。
素直に考えれば寄主はコアシナガバチと思われますが、ヤドリバエまたはこの古巣から後日多数羽化してくるカザリバガ科マダラトガリホソガの一種(Anatrachyntis sp.)かもしれません(二次寄生)。
(松浦誠著「社会性カリバチの生態と進化」によると、アシナガバチの巣に寄生するヒメバチとして Arthula formosana と Latibulus sp. が挙げられていましたが、しぐま様のブログでご指摘の通り、日本産ヒメバチ目録の画像とは全く違った種のようです。
http://cse.naro.affrc.go.jp/konishi/mokuroku/arthula.html
http://cse.naro.affrc.go.jp/konishi/mokuroku/latibulus.html
巣の崩れ具合は、多数羽化してきたマダラトガリホソガの一種(Anatrachyntis sp.)によるものなのでしょうね。そうなると、そちらに寄生していたものである可能性が高くなってきますね。 by 管理人)
しぐま様のブログ記事はこちら。
http://sigma-nature-vlog.blogspot.com/2012/01/blog-post_03.html
初めの生態写真で育房に付着している褐色の蛹は剥き出しです。これがマダラトガリホソガspの蛹なのか自信が持てないでいます。てっきり、蛹の外側に繭を紡ぐものだと思い込んでました。この点ちゃんと調べてませんけど、少なくともマダラトガリホソガsp幼虫が寄主の巣上で絹糸を吐く様子を以前観察しています(足場糸を張り巡らせているだけかも)。
http://sigma-nature-vlog.blogspot.com/2010/12/blog-post_12.html
ついでに、この寄生蛾の写真も貼っておきます。12月上旬から続々と羽化してきました。翅の褐色が濃い個体と薄い個体が混じっています。
2011年9月下旬 山形県/撮影者:しぐま様
州不明その42。2011年10月 沖縄県西表島 撮影者:すぎな様
種不明その41。枯れたヨシの茎に産卵管を差し込んでいます。2011年5月16日、栃木県思川流域/撮影者:さびきこり様
種不明その40。川に近い堤防で黒い蜂が一匹、コンクリート石段を徘徊しています。石段の隙間に頭を突っ込んでは何かを調べているようです。いつものように動画を撮ってみました(2:00)。お手数ですがこちらのブログをご覧ください。
http://sigma-nature-vlog.blogspot.com/2011/02/blog-post_7300.html
(きちんと検索したわけではないですが、ヒラタヒメバチ亜科Pimplini族のようです。クロフシヒラタヒメバチ(Pimpla pluto)が最も近いのではないでしょうか(もしかするとマイマイヒラタヒメバチ?)。 by 管理人)
2010年11月下旬 山形県/撮影者:しぐま様
ヒメバチ科/Ichneumonidae の記事一覧
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- Amblyjoppa cognatoria (Smith, 1874) クロヒメバチ
- Amblyjoppa proteus satanas (Kriechbaumer, 1895) イヨヒメバチ
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- Auberteterus alternecoloratus (Cushman, 1929)
- Brachycyrtus sp. Brachycyrtus属の一種
- Charops bicolor (Szepligeti, 1906) ホウネンタワラチビアメバチ
- Chasmias major (Uchida, 1926) ヤマガタヒメバチ
- Coelichneumon albitrochantellus Uchida, 1955
- Colpotrochia nipponensis Uchida, 1930 キマダラマルヒメバチ
- Colpotrochia sp. Colpotrochia属の一種
- Dictyonotus purpurascens (Smith, 1874) ムラサキウスアメバチ
- Diplazon laetatorius (Fabricius, 1781)
- Dolichomitus sp. Dolichomitus属の一種
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- Jearotes tamanukii Uchida, 1928 タマヌキケンヒメバチ
- Megarhyssa gloriosa (Matsumura, 1912) オオアメイロオナガバチ
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- Quandrus pepsoides (Smith, 1852) クロハラヒメバチ
- Reclinervellus masumotoi Matsumoto & Konishi 2007
- Reclinervellus tuberculatus (Uchida, 1932)
- Rhyssa persuasoria (Linnaeus, 1758) シロフオナガヒメバチ
- Spilopteron apicale (Matsumura, 1912) ツマグロケンヒメバチ
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- Xanthopimpla clavata Krieger, 1914 ミノオキイロヒラタヒメバチ
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- Zatypota albicoxa (Walker, 1874) マダラコブクモヒメバチ
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- ヒメバチ科の一種(1) Ichneumonidae sp.
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