Polistes rothneyi iwatai van der Vecht, 1968 キアシナガバチ本土亜種
一回り大きく、若干模様も違う右側は、女王蜂でしょうか。1時間くらい観察していましたが、たまに幼虫が出てきて、また巣の奥に引っ込んだりするのを見るのはなかなか楽しいものでした。(働きバチでも大きさの違いがあるので写真だけで判断するのは難しいです。 by 管理人) 2011年8月 山梨県甲斐大泉/撮影者:混沌様
キアシナガバチの創設女王が巣の近くの茂みでアワフキムシの幼虫の泡を舐めていました。2009年6月下旬 山形県/撮影者:しぐま様
オス。2008年11月 クプクプ様
写真は5月に見つけてから時々覗いているキアシナガバチの巣です。数匹が蛹室を作ったようですが、蛹室のフタの上に新しい卵が産みつけられています。これは普通のことですか?この場合、羽化した成虫が脱出してくる時に妹を傷付けたり、落したりしないものでしょうか?
(高見澤今朝雄著「日本の真社会性ハチ 全種・全亜種生態図鑑」によると、
「(前略)この育児方法は1つの育房で2つのステージの育児をすることが可能となる。したがって営巣期間が短く、かつ卵から成虫になるまでの羽化日数が60日近いアシナガバチにとって、育房の重複利用は育房の増設という労働負担の軽減とともに、効率的な成虫生産を行なうことが可能な育児方法といえる。」とあります。
ちなみに、スズメバチ亜科のハチたちも育房の再利用はするものの、羽化後に産卵が行なわれます。このような方法はセグロアシナガバチとキアシナガバチに見られるそうです。 by 管理人)
2008年6月14日 兵庫県三田市/撮影者:ハンマー様
撮影者:yasuko様
冬眠からさめたばかりのキアシナガバチの新女王だと思われます。下の個体は、かじっているように見えるので、巣材を採取しているのかもしれません。2006年4月23日 撮影者:ハンマー様
2005年9月10日 撮影者:Beet様
巣ではないところに集まっている(拡大画像)。近くにいたヒメスズメバチに襲われた可能性がある。2005年9月 長崎県長崎市/撮影者:園田様
集団でツバキの葉の裏にとまっているところ。スズメバチに襲われたり、何らかの理由で巣を失ったときに、このように集団でとまっていることがある。2005年8月 撮影者:ひとさん様
2004年8月 撮影者:平群庵様
前伸腹節の紋が大きい個体。2004年8月 撮影者:平群庵様
Polistes属 の記事一覧
- Polistes chinensis antennalis Perez, 1905 フタモンアシナガバチ本土亜種
- Polistes chinensis chinensis (Fabricius, 1793) フタモンアシナガバチ沖縄亜種
- Polistes jokahamae jokahamae Dalla Torre, 1904 セグロアシナガバチ本土亜種
- Polistes jokahamae okinawensis Matsumura et Uchida, 1926 セグロアシナガバチ沖縄亜種
- Polistes nipponensis Perez, 1905 キボシアシナガバチ
- Polistes snelleni Saussure, 1862 コアシナガバチ
スズメバチ科/Vespidae の記事一覧
- Dolichovespula media (Retzius, 1783) キオビホオナガスズメバチ
- Dolichovespula pacifica (Birula, 1930) シロオビホオナガスズメバチ
- Dolichovespula saxonica (Fabricius, 1793) ニッポンホオナガスズメバチ
- Parapolybia indica indica (Saussure, 1854) ムモンホソアシナガバチ
- Parapolybia varia (Fabricius, 1787) ヒメホソアシナガバチ
- Polistes chinensis antennalis Perez, 1905 フタモンアシナガバチ本土亜種
- Polistes chinensis chinensis (Fabricius, 1793) フタモンアシナガバチ沖縄亜種
- Polistes jokahamae jokahamae Dalla Torre, 1904 セグロアシナガバチ本土亜種
- Polistes jokahamae okinawensis Matsumura et Uchida, 1926 セグロアシナガバチ沖縄亜種
- Polistes nipponensis Perez, 1905 キボシアシナガバチ
- Polistes snelleni Saussure, 1862 コアシナガバチ
- Vespa analis Fabricus, 1775 コガタスズメバチ
- Vespa crabro Linnaeus, 1758 モンスズメバチ
- Vespa ducalis Smith, 1852 ヒメスズメバチ
- Vespa dybowskii Andre, 1884 チャイロスズメバチ
- Vespa mandarinia Smith, 1852 オオスズメバチ
- Vespa simillima Smith, 1868 キイロスズメバチ
- Vespula flaviceps (Cameron, 1903) クロスズメバチ
- Vespula fufa (Linnaeus, 1758) ツヤクロスズメバチ
- Vespula shidai Ishikawa, Sk. Yamane et Wagner, 1980 シダクロスズメバチ
- Vespula vulgaris (Linnaeus, 1758) キオビクロスズメバチ
最後の写真はPolistes japonicusじゃないでしょうか?